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「15%浪費ルール」で貯金を確実に増やしていこう

ガス抜きは肝心

糸は張り詰める程切れやすくなるものです。
これは人間のモチベーションに関しても同じことがいえます、ずっとギチギチの節約生活を続けていると、ふとした瞬間に糸が切れてしまい、ものすごい勢いで無駄遣いをしてしまうことが良く有ります。
こうなると結局普通に生活をしているよりもお金を使ってしまうということがあり、意味がない節約になってしまう可能性もあるわけです。
こういったことが起こらないようにするための節約方法として重要なのが「ガス抜きをする」ということです。

ある程度糸が貼ったら手をゆるめ、張り詰めた状態ではなくすることによって、切れにくくすることが重要です。
その為には、決まった金額を達成したら、ある程度贅沢が出来る、などの「ご褒美」を設定しておくと良いでしょう。
その際に利用することが出来る有用な方法の1つとして「15パーセント浪費節約」があります。

浪費と節約というのは一見矛盾する言葉のようですが、このルールの内容を見てみましょう。
この方法は、まず節約の目標とする金額を決めて節約を始めます。
そして、その目標を達成したら、その目標額のうち15パーセントまでは自分の自由に使っても良いものとする、というルールです。
このお金は勿論次の目標額のために繰り越す事もできます。

突発的な浪費との違い

では、最初に紹介したような、張り詰めた上で糸が切れてしまって浪費してしまうのと、最初から決めていた分を浪費するというのとでは、どのような違いがあるのでしょうか?
この二つにおいて大きな違いとなるのが「罪悪感」です。
前者の浪費は計画的なものではないために、使いながらも罪悪感を覚えることになるでしょう。
罪悪感を覚えながら何かをするということは、同時に「自分に対する自信や信頼を失う」ということでもあります。

そのため、次回以降の節約をするという時に「どうせ自分では成功しない」「また浪費してしまうに決まっている」というようなマイナス思考が身についてしまうことになります。
このようにして、デフレスパイラルのような形で節約できないループにとらわれていってしまいます。

対して罪悪感のない浪費は、計画的に行われているものです。
そのため、必要以上に自分のことを攻める必要がありません。
同時に節約という苦しいことをすることによって得られる「メリット」が生まれることになるために、次回以降の節約にも活力が付くことになります。
勿論、次の節約を楽にするために繰越をするということも出来るため、さらにそのメリットを加速させることが出来るでしょう。