お金

貧乏生活は逆にお金がかかるってホント!?

損して得取れ

お金がない時には仕方がないものの、お金があるものの節約をして貯金をしたいと思っている時、
「貧乏生活」を選択するのは実はあまり良くない方法であることはご存知でしょうか。

損して得取れと同じことで、一時的に金銭的な得を取っていることによって、そのほかの
部分において損をしていることが多すぎるために差し引きマイナスになってしまっている
可能性がある、ということです。どういうことなのか、具体例を見ながら考えてみましょう。

まず貧乏生活というと思い浮かぶのが食費の節約ではないでしょうか。
安いものを食べることによって食費を節約し、その分を貯金するという方法です。
実際に貧乏生活をしたことがある人は分かるかと思いますが、実はお金があまり無くとも
「カロリー」を取ることはそれほど難しいことではありません。例えばパスタなどは
一束200円程度もあれば購入することができます、それだけで何食分になるでしょうか。

インスタントラーメンなどもかなり安く食べる事ができる食品でしょう。
このように、「エネルギーを補充する」という意味だけで考えれば安く食事をしても
それほど問題がありません。しかし、問題となるのは「健康に生きる」ためにはマイナスの
要素が多すぎるということです。例えばインスタントラーメンの場合、取ることが出来る
栄養素というのは極めて限られています。

逆に塩分は非常に多く高血圧のリスクを高めてしまいますし、カロリーが高いために
肥満のリスクを高めてしまうことにもなります。かと言ってヘルシーにしようと思って
野菜を多く入れると、今度は価格が高くなってしまうわけです。このことからも分かるように、
食事においてお金が掛かるのは「健康」を維持するために必要な野菜などの部分であり、
カロリーの部分ではありません。健康のことを気をつけない食生活をしていると
病気にかかってしまって病院代で赤字になることも十分考えられるため、ほどほどにしましょう。

ちなみに昨今は、野菜や肉を使ってバランスの取れた自炊を作るのが大変という人に向けて、
野菜の宅配サービスなども登場しています。

普通に食材を購入するよりも費用こそかかりますが、時間や手間を節約しながら、
健康についても十分に配慮したい人であれば、こういったサービスを
上手く使っていくのが賢明でしょう。

交通のロス

交通手段についても、同じようなことがいえます。
都内の場合には多少この条件は緩和されるのですが、地方で生活をする場合、
やはり便利に暮らすためには車が欠かせません。では、その車を安い中古車を選んだ場合、
どうでしょうか。これ自体は節約になっていますが、安い中古車というのはその多くが
「多くの修理費が掛かる」ものになっています。

そのため、結果的に使い終えて見ると、新車を買ったのとそれほど変わらないくらい
お金がかかってしまっているということもあるのです。少ないお金でどうしても
購入したい車があるという時を除けば、安い中古車を選ぶことはリスクが大きいでしょう。

また、公共交通機関を利用するという場合は「時間」が問題となります。
自家用車ならば10分でいける場所も、待ち時間を含めて30分以上掛かってしまう、
というようなこともあります。タイムイズマネーという言葉もあるように、時間の浪費も
やはり無駄をしているという意識を持つ必要があります。