集中力を保つのは難しい
学校の授業時間が45分とか50分という時間に区切られているのは、人の集中力が限界だからといわれます。
この時間以上授業を行っても、集中して聴くことが出来ない、だからこの時間の授業が多いという事です。
しかし大人になって仕事をするようになると、集中力ってどうしてこんなに切れてしまうのか?と自分が情けなくなることも多いです。
実は集中力についてある大学の脳システム論の教授が人が保てる理想的な集中力の単位を「15分」としています。
たった15分?と感じてしまうのですが、15分をコマとして管理していくことで、集中力を保ち生産性高い作業ができると伝えています。
15分を何コマという形で進めていく場合でも、合計時間が90分を超えてしまうと極端に効率が悪くなるという事なので、これも集中力を保つ業務、勉強などについて大きなポイントとなりそうです。
15分×コマ数、効率のいい仕事の仕方
仕事の置いても勉強においても集中力がなければ効率のいい業務や、勉強ができません。
イタリアの場合、25分という時間を集中力持続に活かしているといいますが、15分についても、人によって違いがあり、20分がいい人、15分がいい人、25分がいい人と、集中力を保てる時間は違いがあります。
効率よく作業を進めるためには、集中する時間を短くし、細かい目標を達成する事で達成感を味わいながらモチベーション高く作業するスケジュールにするという事です。
そこには取り除くべきものも存在します。
例えばテレビやパソコンなどの動きや音のあるものを排除する、さらに周囲の話し声もできれば排除します。
こうすることによって雑音や映像に惑わされることなく集中できます。
一つのタスクは短い時間で、その短い時間ごとに目標を付けます。
無理のない短時間でできる目標です。
タスクごとの目標を書いておいて、終了したらチェックするという事を行っていくと、「おお、こんなに作業したのか!!」とモチベーションアップにつながります。
すきま時間に出来るもの、じかんがかかるものを分ける
ちょっとした時間で完成する作業については、すきま時間で出来るものとして、じかんがかかる作業、苦労しそうな作業については長いスパンを組み、その中で短いタスク×何コマというスケジュールを最大90分で作ります。
すきま時間で出来る仕事とは何かというと、例えばオフィスの中なら、メールのチェック、取引先とノアポ取り、提案書の目次作成等、考えてみると実に沢山ある事がわかります。
例えば移動中でも、今はスマホでメール管理ができますので、そのすきま時間を狙って作業することができます。
長い時間がかかるものについては、自分がしっかり時間をとれる時に、周囲の雑音がなるべく入らないように行うべきです。
オフィスでも集中できないなら他の場所に移動する、また自宅仕事ならカフェなどに移動して行ってもいいでしょう。
忘れてはいけないのは、最大90分で作業を完了すること、自分の時間、15分、20分等集中力が継続できる時間を決めたら、90分の中で仕事に一息いれる時間をその時間ごとに設けて、作業をストップする事です。
こうすることによって質の違う仕事であっても、失敗なくしっかりと作業できるようになります。