効率よい仕事をするために活用したいマンダラート
仕事を行っていく上で、これからどのような事を行っていけばいいのかと考える時、マンダラートと呼ばれる思考ツールが役立ちます。
When いつ、What 何をするのか、マンダラートはこれを明確にし、実際に何をしていくべきなのか、仕事の組み立てを可視化する事が出来るツールです。
マンダラ図を利用します。
大きな四角を書いて、そこに縦2本、横2本の線を入れて、合計で9つの小さい四角ができるようにします。
その中央の四角に「○月の仕事の準備」などと書いて、残りの周囲8つの四角に必要な準備を書いていきます。
いつ何をするという事を主軸に、していくことを実際に考える時、縦軸が主体軸となり横軸は時間軸と考えます。
つまり縦軸は何をするのかという主体、横軸はいつするのかという時間軸です。
時間軸は状況に置き換えても利用出来ます。
実際にマンダラートを作ってみよう
お手本となるマンダラートは、マンダラートの創始者とされる今泉氏の著書で紹介されています。
そこで紹介されているマンダラート、9つに分割された四角の中の上段3つの四角には、左端から「計画・企画・手順」真中が「温める」右端が「コンディション・訓練・練習」となっています。
中段には、真ん中に準備(最初に入れる○月の仕事の準備の部分)、左に支度が出来ている・即利用できる・仕掛ける、右に対策・供給・支給と書かれています。
下段は左端から心構え・覚悟・用意・手はず、真ん中に宿題・下調べ、右に蓄え・予備・とっておくと書かれています。
この書かれている言葉を元に、仕事をしていく上で必要な事をかきいれます。
例えば計画・企画・手順にはプロジェクトの担当決め、温めるにはプロジェクトの目的、右には企画書のプロット・・・という具合です。
お手本となるマンダラートをパソコンにプレート化して保存しておけば、いつでもこのマンダラートを作る事が出来ます。
逆に利用する事も可能
マンダラートを利用する際、真ん中に○月の準備などのこれからすべきことがかかれるわけですが、逆に利用する事もできます。
真ん中の四角にどのような言葉が入るのか、物事を思考する際に利用できるのです。
プロジェクトメンバーの決定や目的、提案書などの周りの言葉から、どのような事が出来るのかという事を真ん中に向けて考えていくという事が出来ます。
四角に書かれているものを、中心に持っていくという事もできますし、新たな言葉を導き出すという事にも利用できます。
一度作ったマンダラートで実行し、問題が発生した時、もう一度そのマンダラートを見ることで、実際にこの真ん中にたどり着く前に問題が起きたという事は、この中央に入る言葉は何にすべきだったのか、これを考えることで、問題解決にも利用できるのです。