ドヤ顔のおじさん
仕事術

仕事のデキる人は「なるほど」を使わない!

細かいことにも気をつけよう

仕事が出来る人というのは、自分の仕事が上手く出来るというだけではなく、周囲との関わり方もうまいものです。
いくら自分の仕事ができたとしても、人間関係を作るのがヘタだと敵を増やしてしまい、結果的に自分のためにならないことも多いためと言えます。
さて、そんな時重要になるのが「言葉遣い」です。
ついついでてしまうものも含めて、「相手を不快にさせるような言葉」を無意識に使っていることはないでしょうか、仕事が出来る人は、もしかしたら不快に思われるかも知れないという表現を自然と避けているものです。

よく言われる言葉として「ご苦労様」というものがあります。
これについては今では広く知られるようになっており、ご苦労様は目上の人が目下の人に使うものであるために目上の人に使うのは失礼である、ということが多くの人に浸透してきました。
ただ、では何故「ご苦労様」が失礼な言葉であるのか、というのは正しく理解していない人も多いのではないでしょうか。

この話をする場合、ご苦労様の代わりに「お疲れ様」を使えば問題がないと考えている人が多くいます。
勿論上司によってはご苦労様は不愉快でもお疲れ様なら良いと考えている人もいるため、一概に言えることではありませんが、しかし本来何故ご苦労様がマナーに反する言葉なのかを考えてみると、「お疲れ様」という言葉も使えないはずなのです。

その理由は、そもそも「ご苦労様」がマナー違反とされるのが「ねぎらいの言葉」であることが理由であるためです。
労をねぎらう、という行為そのものが目上の人から目下の人にたいして行うものであるために、ご苦労様であろうとお疲れ様であろうと本来は無礼な言葉遣いになってしまうというわけです。
気にする人は少ないことではありますが、こういった細かいことにもしっかり精通し、相手によって不愉快に思わせないような言葉遣いをマスターするようにしましょう。

こんな言葉もNG?

もう1つ、無意識の内に使ってしまいがちで、人によってはマナー違反だと感じることがある言葉として「なるほど」があります。
上司や同僚から何か新しい情報を聞いた時「なるほど」となんとなく相槌を打ってしまっている人も多いのではないでしょうか。
この「なるほど」論については、下記サイトでも討論が行われています。
>>「なるほど」を使う人はキケン? 恋愛から就活まで使える「人間関係がうまくいく会話」とは | マイナビニュース

「なるほど」という言葉がマナー違反になりうる、という理由も、ご苦労様、お疲れ様のものと似ています。
この言葉は相手の言うことを評価するものであるため、やはり目上の人から目下の人に行うものであり、目下の人が目上の人の言葉にたいして言うべきではない、というものです。

とは言え、例えば相手の話で納得することがあったり、新しい情報を得たとという場合にはどのように言えば良いのでしょうか?
そんな時には「復唱」するのが良いでしょう。
こうすると相手の話をしっかり聞いているということも伝わりやすく、共感を伝える事もできるためにより相手に良い印象を与えることができます。